夢をかなえる選手を一人でも多く増やしていきたい

欧州5大リーグで活躍する為に必要なこと

欧州5大リーグで起きていること

欧州5大リーグで活躍する日本人を増やすには、今や年々その環境は厳しくなってきています。
その状況を下記にまとめてみました。

そもそも、5大リーグの主力選手の若年化は年々加速。ステップアップのペースは年々早くなっている。

純粋に強化の観点を強く持ち獲得するにしても、W杯クラスの国際大会での相当なインパクトを残さない限り、25歳過ぎのアジア人を求める事は例外的。

欧州ステップアップリーグと5大リーグで繰り広げられる「サッカーのクオリティの差」が年々拡大。周辺国での活躍が参考にならなくなってきている

夢をかなえる選手を一人でも多く増やしていきたい。
そのためには、「代替」ルートが必要だという想いに至ったのです。

代替ルート

これらの問題を解決するいくつかの方法として、私たちは、まずできる限り「キャリア初期」に、5大国の下部リーグに入り、一つの国の中から上がってゆくことが大切であると考えています。

下部リーグから上がる合理性

欧州5大リーグ1部への移籍フローは、実は圧倒的に自国の下部リーグからが多い。いわゆるステップアップリーグからの移籍件数は、下部リーグからの件数に比べて非常に少ない

▼ スペインのデータ
スペインリーグへINした全選手の、OUTリーグ別移籍データ(ローン含む)。18/19シーズン以降3年間の*平均値

・自国内リーグからの移籍:59.6%(143人)
・欧州5大リーグからの移籍:18.7%(45人)
・欧州ステップアップリーグからの移籍:9.0%(22人)
・その他リーグからの移籍:12.6%

外国でプレーしている選手よりも、自国の下部リーグで活躍する選手の獲得を好む傾向があることは、世界共通

*データ:Transfermarkt

スペインルートの価値

では、下部リーグとはいえ、今回のRTSのように、スペイン4部リーグのクラブに送るということが、果たして効果的なルートなのか?

DV7スペイン責任者の見解
「たとえ4部リーグであっても、スペインは、スペインである。そこでプレーするということは、この世界一のサッカー国の「システム」に組み込まれるということ。そのパワーは軽んじるべきではない。
国内であれば、隅々までスカウトは張り巡らされ、下位リーグの金の卵のニュースは瞬くの間に駆け巡る。獲得しても、言葉や食べもの、生活環境でつまずくことは少ない。
何よりも、スペインサッカーの文脈を理解していることは大きい。」

欧州5大リーグでさらに日本人が活躍できるよう、より効果的な方法をこれからも実践したいと考えます。